２ デスマッチラブコメ （PS4）
「リア充爆発しろ！」
リア充。所謂、彼女がいたり、友人たちと楽しく生活している人への"やっかみ"で使われる？言葉だけど、本当に目の前にいるリア充が爆破したら、「え？いや、言ったけど、本当にそんな風に思ってないし。え？え？」ってなると思う。
そんなリア充が爆発してしまうADVがケムコから発売されている『デスマッチラブコメ』です。
主人公は二人のヒロインから好かれているのですが、なぜだか知らないけれど、告白されると爆発して死亡。というなんとも非リア充のためのゲームになってます。ステキ。
入学早々に告白されそうになる主人公と、告白を画策するヒロインたち。なんなら、暴走気味に好きアピールをするヒロインたち。それを取り巻く友人共々のやり取りが面白おかしく、続きが気になり一気にプレイ。
はじめは「なんだか騒がしいゲームだな。下ネタ多いし、なんだかな～低俗というか・・・」みたいな感じで、高校生特有？の性活に「ん～」と思いながら進めていましたが、徐々に人から告白されること。好きって？愛って？家族って？私って。なに？というところまで進み、単純な話ではいかなくて、自分に当てはめた時に「好きって。なんだろう・・・」と考えさせられてしまった。
トロコンまで終り、意外にボリューム多めの内容かつ複雑な内容に少し疲れてしまいましたが、とても楽しくプレイさせていただきました。ボイスないのも全然ありですね。
１ FATAL TWELVE （PS4）
今。自分が死んだとしたら。何を未練に死ぬことになるのだろうか。
そして。
何かしらの神のいたずらで、死んだことが一時的にチャラになって。生きてもいいよーと。復活を遂げることができるとしたら。何をするのだろうか。
ただし。
他、１１名も同じ条件かつ、その人たちを蹴落とす必要がある場合・・・。
FATAL TWELVEはそんな死ぬところから始まるテキストADVゲーム。
主人公である女子高生「獅子舞 凜火」がある日、電車内のテロに巻き込まれ死亡したはずだった。しかし、神のいたずら？により、死はなかったことになった。ただし、同じ条件で凜火他１１名も死が無いことにされているのだが、今後そのまま死を無いことに固定するには、毎週日曜１２人の中で脱落者を決定し、自分一人が最終的に残る必要がある。
という、なんとも奇妙なゲームがこのゲーム。
相手を脱落させる条件に、相手の『氏名』『死因』『未練』を知る必要があり、このキーを揃えないと相手を脱落させることはできない。また、指名されても防御の手段があって・・・うんぬんかんぬん。
テキストADVはそこまでやったことがない。どうしてもかわいい絵柄が苦手で、尻込みしてしまう。今作も絵は綺麗で出てくる女性は皆可愛い。うん。恥ずかしさをこらえながらも私はプレイするのだが、徐々に物語に引き込まれ、恥ずかしがっている場合ではなく、展開が気になってしょうがない。主人公以外の国籍や年齢もバラバラ。どうやって情報あつめるんだろ・・・。などなど。
物語が進むと同級生との関係性にも変化が見られたり、他の１１名の生い立ちが見えてくる。人は人を知ってしまうと、この人を間接的にではあるけど傷つけたくない。という感情が芽生えてしまう。これが感情移入なのか・・・と思うことも。
デスゲームのシステムが少しややこしくて、「ん？どうなるの？」「どうするの？」と思ったこともあったけど、勢いで読み進めてしまう勢いが物語にあって、エンドに向かうにつれキュンキュンと絶望が寄り添って、訳の分からない状態になってました。
フルボイスなのもすごく、私が知っている声優さんではないけれど、違和感なく聞けたし、グラフィックも綺麗で「きれいだなー」と嘆息したことも。
ちなみに、未練は私はどうかな。あるのかな。なんて考えさせられたゲームでした。
