ゲームの日記

ADVや2Dゲーム多めの雑記

1 FATAL TWELVE (PS4)

 今。自分が死んだとしたら。何を未練に死ぬことになるのだろうか。

 そして。

 何かしらの神のいたずらで、死んだことが一時的にチャラになって。生きてもいいよーと。復活を遂げることができるとしたら。何をするのだろうか。

 ただし。

 他、11名も同じ条件かつ、その人たちを蹴落とす必要がある場合・・・。

 

 FATAL TWELVEはそんな死ぬところから始まるテキストADVゲーム。

 主人公である女子高生「獅子舞 凜火」がある日、電車内のテロに巻き込まれ死亡したはずだった。しかし、神のいたずら?により、死はなかったことになった。ただし、同じ条件で凜火他11名も死が無いことにされているのだが、今後そのまま死を無いことに固定するには、毎週日曜12人の中で脱落者を決定し、自分一人が最終的に残る必要がある。

 という、なんとも奇妙なゲームがこのゲーム。

 相手を脱落させる条件に、相手の『氏名』『死因』『未練』を知る必要があり、このキーを揃えないと相手を脱落させることはできない。また、指名されても防御の手段があって・・・うんぬんかんぬん。

 テキストADVはそこまでやったことがない。どうしてもかわいい絵柄が苦手で、尻込みしてしまう。今作も絵は綺麗で出てくる女性は皆可愛い。うん。恥ずかしさをこらえながらも私はプレイするのだが、徐々に物語に引き込まれ、恥ずかしがっている場合ではなく、展開が気になってしょうがない。主人公以外の国籍や年齢もバラバラ。どうやって情報あつめるんだろ・・・。などなど。

 物語が進むと同級生との関係性にも変化が見られたり、他の11名の生い立ちが見えてくる。人は人を知ってしまうと、この人を間接的にではあるけど傷つけたくない。という感情が芽生えてしまう。これが感情移入なのか・・・と思うことも。

 デスゲームのシステムが少しややこしくて、「ん?どうなるの?」「どうするの?」と思ったこともあったけど、勢いで読み進めてしまう勢いが物語にあって、エンドに向かうにつれキュンキュンと絶望が寄り添って、訳の分からない状態になってました。

 フルボイスなのもすごく、私が知っている声優さんではないけれど、違和感なく聞けたし、グラフィックも綺麗で「きれいだなー」と嘆息したことも。

 ちなみに、未練は私はどうかな。あるのかな。なんて考えさせられたゲームでした。

 

 


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